Homenaje Project
Concept

photo by Yoshihiko Ueda

HomenajeProject

Homenaje 2017-2019

オメナヘ・プロジェクトは自然と音と人に学ぶ教育プログラムです。

教育 参加者も演奏家も一緒に自然の音、森の記憶、森の遷移について学んでいく。
自然 森の遷移の中で、人が100年後、1000年後の森を思い描く森林育成を学んでいく。
音楽 コンサートではなく、人間が最初に音に出逢った時の体験を目指す。
記憶 人の記憶、森の記憶、命の大元を表現した上田義彦氏の作品から自然へのまなざしを学んでいく。
観光 音楽家、写真家、画家、作家と共有するインスピレーションの源泉を”光を観る”観光資源としていく。

The Homenaje Project is an educational program

Homenaje 2017-2019 The Homenaje Project is an educational program for learning from nature, sounds, and people.

Education| Participants and performers will learn together about the sounds of nature, the memory of the forest, and forest transition.
Nature| Imagine the transitional forest a hundred years in the future, a thousand years in the future, and learn forest cultivation.
Music| Rather than a concert, the goal is to recreate the experience of humans when they first encountered music.
Memory| The memory of people. The memory of the forest. Learn how to gaze at nature from the works of Yoshihiko Ueda, a photographer who expresses the great origin of life.
Tourism| Viewing the sources of installations and places where musicians, photographers, and artists go for repose as tourist destinations.

-自然との再会を通じた、人間の再生-

森には始まりの音がある。人間が最初に音楽に出会った場所。「コンサート」という人間同士の満足のための音楽ではなく、 音楽を自然にかえし、「森から音楽を学ぶ」、大人も子どもも、そして演奏家も。森に入ると、音楽が聞こえてくる。水の音、木の音、風の音、太古の音楽だ。 10万年前にアフリカで生まれた人間は自然から音楽を教わり、病気を治すため、旅の孤独を癒すため、仲間を弔うため、音楽と共に祈りながら生きてきた。 今の社会で聞き捨てられている「音楽」と呼ばれている存在と、僕が「音楽」と思っている存在は別のものになってしまった。コンサートの後、会場を見渡すと、 音が琴線に触れ、涙を流している人がいる。そしてその横で、携帯片手にSNSに勤しんでいる人がいる。生の音楽体験であるコンサートからどれだけの「感動」 を得たかではなく、どれだけの「いいね」を得られるか、SNSの世界の拡大の中でコンサートは社交的な価値でしかなくなってきている。 「音楽の死」。レコード、CDの時代が終わり、インターネットから無料で音楽を聴けるようになった今、音楽は経済的な価値のないものになった。 そして、経済的な価値だけでなく、水と同じ人間にとっての“ライフライン”であったはずの音楽を人間の手で破壊しつつある、自然環境の破壊と同じように。 人工知能の発達、自動化されていくホテルや空港のチェックインなど、人間同士の生きたコミュケーションの機会は、人間の働く場所とともにこの世界から なくなりつつある。これから僕たち人間は人間自身の存在に向き合っていく時代を迎えようとしている。屋久島で鹿に出会った。“彼女”はコントラバスの音をずっと聞いて くれていた。その時の体験がいまだに忘れることができない、「音楽とは人間のためだけのものなのだろうか?」この質問への答えは今まで自分が重ねてきたコンサートからは得られない。「死」は再生の始まりでもある。 19歳の時、僕がコントラバスという楽器に初めて出会った時、森の音を聞いた。僕はその音を求め続けている、鹿と同じように。 自然との再会を通じた、人間の再生が今から始まる。

Homenaje project 代表 松永誠剛

HomenajeProject

Homenaje Project Executive Committee
Representative: Seigo Matsunaga
Co-Representative: Takuya Tabira
Main Office: SHIKIORI | Serida 721, Miyawaka, Fukuoka Prefecture 823-0013 TEL 090-1163-5027
Yakushima Office:Gallery TABIRA | 815-31 Koseda Yakushima-town Kumagegun Kagoshima Prefecture
TEL 0997-43-5956
主催|Homenaje Project 実行委員会
事務局|SHIKIORI 〒823-0013 福岡県宮若市芹田721 TEL 090-1163-5027 
屋久島 事務局|Gallery TABIRA 〒891-4207 熊毛郡屋久島町小瀬田815-31 TEL 0997-43-5956
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